花粉症の病院と市販薬について

日本人の約4人に1人が花粉症と言われており、最近では花粉症で病院に行く方も増えています。ドラッグストアにはいくつもの種類のアレルギー症状に効く薬が売られていますが、病院と市販薬のどちらが良いのでしょうか?
自覚症状重い場合がは病院で服用薬、注射、目薬などを処方してもらう方が早く症状を緩和させることができる場合が多いようです。
病院では医師があなたの症状に合わせた薬を副作用も考慮して処方してくれますし、アレルゲンとなっている花粉の種類を調べ、アレルゲン特定の検査を受けることで、あなたが気をつけるべき花粉の時期の前に予防や対策を準備することができます。
市販薬は幅広い症状に対応できるように作られていますので、自分の症状にあった薬に巡り合うまで時間がかかってしまうかもしれません。
また、あなたの花粉症の症状がスギ花粉などと分かっている場合、薬はいつから飲むのが適切かと言うと、スギ花粉が飛ぶ2週間くらい前からアレグラという薬を飲んでおくと、アレルギー症状が軽減されるそうです。花粉がピークの時期を考えると1月から飲んでおくといいかもしれません。


花粉症はアレルギー性鼻炎の一種です

3月にもなるとだんだんと寒さが和らぎ暖かい日が増えて、過ごしやすくなる一方、花粉症の方には憂鬱にな時期でもあります。
今まで花粉症ではなくても、突然発症してしまうこともあるのが花粉症アレルギーの特徴の一つでもあります。
花粉症は1型アレルギーに分類される疾患の一つで、植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどのアレルギー性鼻炎の症状が特徴的な症候群のことです。日本にでは北海道の大半と沖縄を除いてスギ花粉が抗原となる場合が多いようです。

花粉症に良いとされている食品でアレルギー体質を改善

マスクやゴーグルなどで花粉の接触を防ぐことは花粉症対策の一つとなりますが、花粉症の症状をなくすことにはなりません。また、病院の処方薬は症状を緩和するためで、花粉症を治す薬ではありません。花粉症の原因は、飛散している植物の花粉と過剰に接触すると、免疫として抗体を作ります。その後再び花粉に接触することで過剰な免疫反応、つまりアレルギー反応を起こすのです。本来は人体に無害であるはずの花粉がアレルゲン物質として身体が過剰に反応してしまうことが花粉症です。
花粉症の根本的な改善策の一つには、アレルギー体質の改善を試みることで、食品摂取から免疫機能の正常化をはかろうというものです。
規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけるのはもちろんですが、そこに次のような食材を意識的に食べるようにすると免疫力を整えやすいといわれています。
発酵食品である味噌、醤油、納豆、ヨーグルト、麹、酢、チーズ、キムチなどは腸内環境を整える作用があり、腸には多くの免疫細胞が存在するため、腸内環境を整えることで、免疫力を正常に保ち、アレルギー症状を緩和できると考えられています。
野菜や果物には腸内環境を整える作用のある食物繊維や、抗ストレスホルモンの材料となるビタミンCが含まれています。
鯵や鯖、鰯などの青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)の脂肪酸は、免疫機能を正常化し、アレルギー症状を緩和する働きがあるといわれています。
オメガ3系などの良質な脂質、たとえばアマニ油やエゴマ油やシソ油やナッツ油などは体内でEPAやDHAに変換されます。これらの油は高温調理には向かないという欠点があるので、サラダオイルなどに使うと効果的に摂取できます。
継続することが重要で一度に多くとったり間を長く開けての摂取は効果が期待できません。身体にいい食品とは体調や普段の食生活で不足している栄養素を取り入れることです。毎日同じものを続けて食べるのではなく、これらの食品を意識してローテーションしながら続けるといいかもしれませんね。


花粉症の一般的な症状

花粉症の一般的な症状は鼻炎や目のかゆみが代表的ですが、他にも症状がでる場合があります。
【花粉症の症状】
鼻詰まりによってにおいが分からなくなることがある。また、口呼吸になり喉に炎症がおきることもある。
喉に流れる鼻汁で喉に違和感がでたり、咳や痰が出る場合もある。
喘息に似た症状が出ることもあり、喘息患者の場合はその発作が起きることもある。
目の異物感や涙、目やにがでる。コンタクトレンズを使用している場合は、使用上の注意を怠ると巨大乳頭結膜炎などの障害がでることがある。
耳の奥に痒みがでる。お子さんの場合、痒みなどから鼻をさわることが多くなり、鼻血の原因になることもある。
頭痛や頭重感、微熱やだるさなど体全体に症状がでる場合もある。
目の周りや目の下、首筋などによくみられる炎症などの皮膚症状は、花粉症皮膚炎と呼ばれることもある。また、アトピー性皮膚炎の患者は、花粉症の時期にかゆみが増すことも知られている。
花粉の種類と量によっては、まれにアナフィラキシーショックを起こすこともある。
睡眠不足、集中力欠如、イライラ感、食欲不振等も生じてくる。うつなど心理的影響を呈する場合もある。
花粉症の初期の自覚症状は風邪に近いため、早めに専門の病院で調べてもらうと今後の花粉症との付き合い方の対策がとりやすいかもしれません。


2018年の花粉の飛ぶ量の予測

地方 飛散量(地方平均値%)
例年比 前シーズン比
北海道 少ない
(60%)
少ない
(50%)
東北 やや多い
(110%)
非常に多い
(210%)
関東
甲信
例年並
(100%)
多い
(150%)
北陸 やや少ない
(80%)
やや多い
(130%)
東海 やや多い
(110%)
やや多い
(120%)
近畿 例年並
(90%)
やや多い
(110%)
中国 やや少ない
(80%)
前シーズン並
(90%)
四国 多い
(150%)
九州 例年並
(100%)
やや少ない
(70%)
このように、様々な植物がそれぞれの時期で花粉を飛ばすので、ほぼ一年中何らかの花粉が飛んでいる状態なのです。11月、12月にもわずかですが花粉は飛んでいます。また、地域によって花粉の飛ぶ時期に違いが出ますので、お住まいの地域の花粉情報をチェックする必要があります。

春が過ぎても花粉症が治まらない場合はスギやヒノキ以外の花粉症の場合もある

花粉症は春に発症するイメージが強いですが、アレルゲンとなり得る花粉はスギやヒノキ以外にもあります。
花粉症は、人によってアレルゲンとなっている花粉の種類が違い、植物の種類が違うと花粉が飛ぶ時期もそれぞれ違います。また、地域差もあり。北海道ではスギ花粉症は少なく、イネ科やシラカバによる花粉症が多く、中国地方、特に六甲山周辺で、多いオオバヤシャブシの花粉症の症例もあります。稲作が盛んな北陸では、他よりもハンノキ花粉症が多く、シラカバ、ハンノキ、ヤシャブシ、オバヤシャブシなどは口腔アレルギー症候群をおこしやすいようです。